戦争はどうして起きるの?

りょうた:戦争はどうして起きるの?
モンド:いい質問だね、りょうたくん。たくさんの人が気になることだよね。

モンド:まず聞いてみたいんだけど、人と人がけんかをするのは、どんなときかな?

りょうた:考えがちがうとき。

モンド:うん、そうだね。たとえば、自分の思いどおりにならないとき、ぶつかっちゃうことがあるよね。
モンド:じゃあ、国と国でも「思いどおりにならないこと」って、どんなことがあると思う?

りょうた:土地とか、お金?

モンド:そう!とても大事なことを言ったね。土地やお金、あと「力」や「考え方」もあるかな。
モンド:じゃあ、ある国が「こっちの土地も自分のものにしたい」って思ったら、どうなるかな?

りょうた:もめる。

モンド:そのとおり。もめごとが大きくなると、話し合いじゃなくて力で決めようとすることもあるんだ。
モンド:でも、どうして話し合いで解決できないことがあるんだろう?

りょうた:どっちもゆずらないから?

モンド:そうそう、ゆずれない理由があると、話がまとまらなくなるんだね。
モンド:たとえば「自分たちの国を守りたい」と思ったとき、どう行動するかな?

りょうた:戦う。

モンド:そうなることもあるんだね…。でも、戦うとどうなる?いいことばかりかな?

りょうた:人が死ぬし、こわれる。

モンド:うん、それはとても悲しいことだよね。
モンド:りょうたくんは、戦争が起きないようにするには、どんなことが大切だと思う?

りょうた:話すこと?

モンド:すごく大切なことだよ。話し合いで気持ちや考えを分かり合うことが、戦争をふせぐ第一歩なんだ。
モンド:さいごに、りょうたくんは「平和」ってどういうことだと思う?

りょうた:けんかしないで、みんながくらせること。

モンド:その考え、すばらしいよ。きっと、そんなふうに考える人がふえたら、戦争は少なくなるはずだね。

Mondo