ケン:空はなぜ青いの?
モンド:いい質問だね、ケン!空って、雲がないときは青く見えるよね。でも、空そのものには色がついていないんだ。ふしぎだよね。
ケン:色がついてないの?
モンド:そう、空気は本当は透明なんだ。でも太陽の光が空気を通るとき、ちょっとした魔法みたいなことが起きるんだよ。ケン、太陽の光って、何色だと思う?
ケン:白?
モンド:そうそう、白く見えるよね。でもね、その白い光の中には、いろんな色がかくれているんだ。たとえば、赤や青や黄色とか。これ、見たことあるかも…雨のあとの空で。何かわかる?
ケン:あ、にじ!
モンド:大正解!にじは、太陽の光が水のつぶに当たって、色がバラバラに見えるんだ。空でも、にじと同じようなことが起きているんだよ。じゃあね、ケン、光の中で一番ちいさくて軽い色って、何だと思う?
ケン:青?
モンド:いいところに気づいたね!そう、青はとっても軽いから、空の空気につかまって、あちこちに散らばるんだ。だから、ぼくたちには空が青く見えるんだよ。赤とか黄色は、あまり散らばらないから、目に入りにくいんだ。
ケン:へえ、そうなんだ。青だけが広がるんだね。
モンド:うん!昼間は太陽の光がまっすぐ空気に入ってきて、青がたくさん散らばるから、青く見えるんだ。でも、朝や夕方になると、ちょっと変わるんだよ。そのとき、空は何色に見える?
ケン:オレンジとか赤!
モンド:すごい、ちゃんと見てるね!そのときはね、青い光はもう散らばって、目に届かなくなっちゃうんだ。だから赤やオレンジみたいな色が目に入ってくるんだよ。空って、時間によって変わって、面白いよね!
ケン:うん、空ってすごいんだね。
モンド:そうだね!自然って、ふしぎがいっぱい。ケンの「なんで?」って思う気もちが、とっても大事なんだよ。次は何が気になるかな?