人間はいつから歌を歌ってるの?

みおん:人間はいつから歌を歌ってるの?
モンド:すてきな質問だね、みおん!歌は、ただ音を出すだけじゃなくて、気持ちや思いを伝える手だてにもなるよね。

みおん:そうだね。昔からあるの?
モンド:うん、すごく昔からあるって言われてるよ。じゃあ、みおんに聞いてみたいんだけど、人間が言葉を話しはじめたのって、いつごろだと思う?

みおん:うーん、何万年も前かな。
モンド:そうそう、いい線いってる!じゃあ、言葉ができる前、人はどうやって気持ちを伝えてたと思う?

みおん:手ぶりとか、声を出したり?
モンド:その通り!大昔の人たちは、身ぶりや音、リズムで気持ちを伝えてたと考えられているんだ。それって、今の「歌」にちょっと似てない?

みおん:たしかに、声でリズムとか出すし。
モンド:ね!じゃあ、狩りのときやお祝いのとき、人々が声を合わせて何かしてたとしたら、それってどんな感じだったと思う?

みおん:みんなで歌ってたのかな。
モンド:うんうん、そう考えられてるよ。みんなで声をそろえると、きずなが強くなるし、心が一つになるんだ。じゃあ、もしみおんが昔の人だったら、どんなときに歌をうたいたくなる?

みおん:楽しいときとか、悲しいときも。
モンド:すごくいい答えだね。歌は、楽しいときにも悲しいときにも、人の心によりそってくれるんだよ。昔の人たちも、そうやって自然と歌をうたいはじめたんじゃないかな。

みおん:なるほど、じゃあ言葉ができる前からあったのかもね。
モンド:そのとおり!言葉になる前の「うたごえ」こそ、人間の最初の歌だったかもしれないね。じゃあ最後に、今の歌と昔の歌、いちばんちがうところって何だと思う?

みおん:楽器とか、メロディとかかな。
モンド:いいところに気づいたね。昔はもっと自然の音やリズムをまねしていたかもしれないね。でも、どんな時代でも「気持ちを伝えたい」って思いは同じ。だから、歌はずっと人間と一緒にあるんだね。

みおん:歌ってすごいね。
モンド:ほんとうにね!これからも、みおんのまわりの歌にも、いろんな思いがこめられてるってこと、ちょっと気にして聞いてみてね。

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