しゅん:サッカーボールはなぜあの模様なの?
モンド:いいところに気がついたね、しゅん!白と黒のあの模様、ちょっとふしぎな形してるよね。
しゅん:なんか六角形とか五角形がある気がする。
モンド:よく見てるね!そう、サッカーボールには「六角形」と「五角形」が使われているんだよ。
じゃあ、なんで丸く見えるのに、角がある形で作られてると思う?
しゅん:丸く作るのがむずかしいから?
モンド:それもあるね。ほんとうにまん丸の形を作るには、少し工夫がいるんだ。
しゅんは、たとえば紙を使って「丸いボール」を作るとしたら、どんな形の紙を組み合わせる?
しゅん:三角とか四角とか?
モンド:うん、それも試されてきた方法のひとつだよ。
でも、たくさんの面をつなげて丸くするには、バランスが大事なんだ。
サッカーボールには、六角形が20こ、五角形が12こあるんだけど、それを組み合わせるとどうなると思う?
しゅん:丸くなる?
モンド:その通り!この形は「切頂二十面体(せっちょうにじゅうめんたい)」っていうんだ。
ちょっとむずかしい言葉だけど、いちばんきれいに丸くできる形のひとつなんだよ。
じゃあ、どうして白と黒に色を分けていると思う?
しゅん:見やすくするため?
モンド:すごいね、まさにそれが理由のひとつ!
昔はテレビが白黒だったから、白と黒の模様にして、ボールの動きがよく見えるようにしたんだ。
それに、どの部分をけったか分かりやすいっていう利点もあるんだよ。
しゅん:色にも意味があるんだ。
モンド:そうなんだ。形も色も、ちゃんと意味があるって、知るとおもしろいよね。
じゃあ、しゅんは自分でサッカーボールをデザインするとしたら、どんな形や色にしたい?
しゅん:青と白で、星の形にしたい。
モンド:いいね!それも工夫しだいでできるかもね。
でも丸い形を保つには、どんな形の面が必要か、少し考えながら作るといいかも。
工作で試してみるのもおもしろいよ!